金型の作りこみによる圧漏れ対策

金型
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(課題)

圧漏れはチル層が破断することで、鋳肌もしくはその加工面と内部が相互貫通することで起こるダイカスト欠陥です。この欠陥を防ぐために、微細な鋳巣や割れに樹脂を注入し、硬化させて不要な穴を塞ぐことを含侵処理と言います。ただ、圧漏れ対策として含浸処理を行うことは余分な費用が発生するため、改善が必要でした。

(提案内容)

軽量・薄肉ダイカスト開発センター.comを運営する帝産大鐘ダイカスト工業は、金型の作りこみによって未然に圧漏れ対策を行っています。薄肉ダイカスト品は、溶湯充填時に金型との接触が大きくなることで熱が奪われ、発生する湯じわが原因で圧漏れしやすい傾向にあります。そこで、簡易的な圧漏れ検査を行い、リーク場所を特定し、金型の肉厚を調整しております。含浸処理は場合によっては複数回行わなければなりませんが、金型の作りこみによってトータルコストダウンを実現することが可能です。

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